めおとブログ3 食品の栄養学的価値をどう表現。するか

現在の食品の栄養学的価値の表記法にはさまざまな問題点が認められる。現在のように100㌘たりのカロリー、脂肪、たんぱく質の㌘数などが記載されていてもほとんど意味はない。それは一般の消費者には一日にどれほどの栄養量が必要なのかという知識がないからである。
そこで私はもう30年も昔に一つの論文を書いた。例えば国が目安になる一日必要栄養量を決めておき、その食品中には必要量の何 % 含むかを示すような記載を義務付けることである。たとえばレーダーチャートを使うとその食品に含まれるカロリー、たんぱく質、炭水化物、ビタミン、などの一日の必要量との関係が一目瞭然となる。なお基準栄養量の概念は現在は使われてはいないのであるが、便宜上成人男子中労作の必要量を基準とすることが望ましい。